キャンプ用木製テーブルDIY 失敗からの堂々完成
- 2018.07.23
- DIY

題名からして失敗て・・・・どんな失敗や!?と読みたくなりましたか?それとも失敗作を見る意味あるの?と思いましたか?
結果オーライで素敵に完成しましたし、DIYの基礎ともいえる工程をたくさん盛り込んでいますのでチャンネルはそのままでw
費用3千円ちょいで、高さ70㎝の折り畳みテーブルって、なかなかないかと思いますので必見です。
目次
最初はちゃぶ台のようなものを作るつもりでしたが
このテーブルを作ったきっかけは30㎝の黒いアイアン風のテーブル脚を買って長らく放置したままだったので、そろそろ片付けないとなー、テーブルでも作ってメルカリで売ろうかな、と目論んだことがきっかけです。
高さ30㎝そこそこのテーブルというと、ちゃぶ台のような低めのセンターテーブルのような・・・・まぁ我が家には必要ないので売る方向なワケでして・・・・
どんなテーブルだったら売れるかな~と試行錯誤。
1×4材を4~5枚使って横幅が70~100㎝ぐらい・・・・?あまり大きいとメルカリ便で発送できなくなるので80㎝ぐらいかな、と。脚は折り畳み式ではないので下穴だけを開けて置いてビスを添付し、購入者さんに付けてもらうようにしようかと・・・・(妄想する)
とりあえず天板を作る
とりあえず5枚ダボつぎで繋いで横幅を80㎝にすることにしました。44.5㎝×80㎝の天板ですね。
結構DIYでテーブル作ってる人の作品を見ると下の写真のように横棒を入れて補強しつつ、数枚の1×4を繋げることが多いです。
この方が楽ですしね。
補強にもなるしいいんですけど、なんだかその分重たくなるしデザイン的にどうなのか?とかいかにも手作り感あふれた感じになるんじゃないか?とか思うんですよね。
で、私は前回の収納ラックを作ったときに嫌と言うほどダボつぎをして慣れていたのもあって、ダボつぎで1枚板のような仕上がりにすることにしましたよ。そう。まるで一枚板のような美しい板を目指して・・・・
で、出来たんです天板。(ダボつぎの工程は後でも出てきますので省略します。)
サンダーでなめらかにします。というか凸凹しているところのボロ隠し。
ダボつぎ得意やったんちゃうんかっ!(笑)
いやはや得意と出来るのとは雲泥の差でして。大工さんのようにはできませんわ、なかなか。
穴あけの際のわずかな角度のずれが板を合わせたときの微妙な反りにつながるんですね。
ボンドで貼り合わせて旗金で圧着するんですけど、旗金も(今までの使い方が強く締めすぎて)弓なりになってるし。もう寿命ですかね旗金
板自体も歪んでるしね!(開き直り)
こんなんやったら、みんなのように補強の板をビスでバンバン打ちつけといたら楽やったのに。
まぁそのうちもっと上手く出来るようになるでしょう。これも成長の過程と思って前向きに捉えましょうか~
とはゆえ、そんな悲惨な出来栄えではないですよ(どないやねん)
厳しい目で見れば「こんなんアカン」となるかも知れないという程度。
折り畳みテーブル構想
しかし、はたと考えた・・・
このまま塗装して脚付けたら終わり~。ではなんかしょーもない。そんなんいつでも出来るやん。
そもそもそんなネタ、ブログに書くわけにはいかん。
ブログありき、のDIYではないけれど。どうせなら今まで作りたくて作っていなかった物を作ってブログに書きたいと思う。
そんな時に以前からピンタレスト(サイト)で保存してた画像を思い出してピーンと来たんです!
これや!これが作りたい!
どうです、なんかステキでしょう?こんな簡単に出来そうな物で巷にはあふれていない物で、折りたためて便利な物って他にありますぅ~?
俄然やる気が湧いてきました。別に折り畳みテーブル今は使わないけど、作ってみたい。
ということで、これを先ほどの1×4の天板を使って作ることにしました!
ちょうど持ち運べるしキャンプ用にいいんじゃないかと。キャンプ行かへんけどw
ただ天板が重いんでこの画像と同じにはできないかも知れない。合板とかで作ればよかったのかも知れない・・・
脚の強度が心配やけどギリいけそうな気もする。キャンプに持って行ったらなんか食材置いたりちょっとしたテーブルとして使えそうじゃないですか~いいかも!キャンプ行かへんけど.
サイズを割り出し木材買い出しに・・・・
先ほどの天板はちょっと置いといて・・・・
脚ですがピンタレストの画像を見て判断しただけやから、きちんとした構造はわっていなくて。
折り畳んだ時に天板がひっくり返るんですよ、これ。蝶番がうまい具合になっていて、脚が折り畳んでいる方向じゃない方、裏側に倒れる形なんですね。
そもそもこんな蝶番売ってるんかいな、探したけどなかなか見つかりません。それはまた後程書きますね。
とりあえず寸法を割り出して、脚となる1×4材を買いに行き、カットもホームセンターでしてもらいました。
脚の横板(ピンタレストの画像でいうところのCの板)の寸法が天板の80㎝の半分のサイズでないといけませんね。
厳密にいうと1×4材の厚みの分1.9㎝×2を引いたサイズです。
80-(1.9+1.9)=76.2
76.2÷2=38.1 余裕を持たせて38㎝にしました(いや、ほとんど余裕がない、37.5にすべきでした)
脚の高さは好きなサイズでいいんですけど、出来上がりを70㎝として天板の厚みを引いて68㎝にしました。
1×4材 59㎝×4本、38㎝×2本、80㎝×1本、
で↓このような感じにしようかと思います。仮置きしています。
本当は縦の板と横の板の接合はさねというのですかね?結合部分をトリマーで掘って合わせるのだと思うのですが、トリマーは持ってませんし、さねもやったことがありませんので出来ません。ダボと補強の金具でやってみようと思います。
ミス発覚
ここで大きなミスを犯していることに気付きましたか・・・?
私は記事を書くまで気付かなかったのですが(汗)ピンタレストの画像をよく見てやっと気付きました。
そうなんです、脚の向きが違ってます。
ほんと全然違います。困りました・・・・(今更遅すぎますが・・・)
あほです、ほんまに。どうしましょ。
凹んでても仕方がないので(もう作ってしまったので)説明の方、先に進みます。
組み立て
ダボ接ぎ
ダボ穴を開けます
ダボの直径は8㎜のをつかっています。ダボ穴マーカーが8㎜の物を使うからです。
深さは4㎝のダボなので2㎝ずつドリルビットで掘ります。
前回の収納ラックの時にも説明しましたが、私は電動ドライバーを寝かして使うやり方にしています。
その方がぶれなくて垂直に穴を開けれると思います。
1×4材の下にもう一枚1×4を敷いて高さを調節しています。そしてドリルの角度も直角になるように・・・
慎重にやってますが、手元が狂って来て歪んでしまうこともあります・・・・結構難しいですね。
穴が開いたら
ダボ穴マーカーを入れて・・・・
ダボ穴マーカーを付けた状態で、取り付けたい木材に押し当て印を付けます。
そして、その印の所をドリルでさきほどの要領で穴を開けます。
穴が歪んでいたりしたら全部はまらなかったりするので一旦確認がてら入れてみました。
実際問題はまらない箇所がありました(汗)
なんかドリルが水平になってなかったようです・・・急いでやると結構失敗します。
そうでなくても失敗してるっていうのに。
一回やり直しました。
失敗の穴はダボで埋めておいて、新たに穴を開け直しました。
補強のリジットタイを付ける
あと補強のL型金具(リジットタイ)をつけました。(写真には載ってません)これで結構ガッチリとなりましたよ(ちょっと安心)
持ち手のため楕円形に穴を開ける
そのあと塗装をしようかと思ったのですが、先に持ち手を開けないといけませんね
3枚の1×4が重なっても持てるように、穴を開けます。
上から2.5㎝の所に8㎝×3㎝の長方形を書きました。
で四隅を丸く書き、ジクソーで切ってきます。
穴の開け方ですが・・・・
以前他のサイトでもどうやって穴を開けるのですか?と何人かの人に質問されましたので、ちょっと詳しく書きますね。
穴を開けたい内側に10㎜のドリルで穴を開けます。今回のように楕円形の場合はちょうどドリルの円のカーブが切り取りたい線のカーブと重なるようにすると、ジクソーで切る所が少なくて済みます。
ドリルの穴にジクソーの刃を入れて切ってきます。
それで終わりです。
木目に沿って切る時などは抵抗が強く切りにくいですし、無理に進めると刃が折れたりして危険ですので、ゆっくり切り進めてくださいね。後でやすりで整えるので若干線の内側の方がいいですよ。
切り口がかなり粗いのでやすりで整えます。
やすりは金やすりや、目の粗い100番などでやすり、240番、400番と目を細かくしていくとツルツルになります。
蝶番をつける
色はワトコオイルのダークウォールナットを使おうと思ってますが、本当にこれでいいのか?心配になりましたので、先に蝶番で繋げてみます。
↓の写真は画質が悪くて(すみません)見えにくいですが、蝶番を付けるときは蝶番の厚み分の2倍を彫ります。そうするとかなり収まり良くなります!
このような形になりました。この時私はまだ失敗に気付いていません(汗)
ほーら!脚の向きが違う・・・(汗)
なんで良く見ないで作らなかったのだろうか・・・・
この脚の向きが間違ってるからなのか?天板を載せてみるも、グラグラ。
やはりこの簡単な作りではグラグラになるだろうな・・・
横揺れに確実に弱い。
脚の向きが悪いですね。
このように見た目は結構私は好きなんだけどなぁ・・・・テーブルがグラグラなのはダメですわね。
しばし呆然(ぼうぜん)やる気がなくなってきました。
あーあ、けっこう丁寧に作ったのになぁ・・・・
横棒を入れると補強になるけど、折り畳めなくなったら意味がないし・・・・
横棒を取り外せるようにしようか・・・はずせるパーツが増えると持ち運びに不便になるし、どうすればいいんだろう。
またもや問題勃発!双方向ヒンジ売ってない
天板ですが蝶番が270°回転して、しかも1×4の厚み(2㎝)を挟んでの、270°っていうのが売ってないんです。
あるけどべらぼうに高い。双方向ヒンジといったり、両開きヒンジという名前のようですが・・・
数日間かけて画像見まくって探しました・・・・(はぁ・・・痩せたわwそのわりに失敗してるけど)
しかし蝶番に3000円も無理です>< しかもその蝶番で本当にあっているのかもわからないですし。
そして天板の方が重いので、折り畳んでいるときに常に天板の重量が脚にかかるのがなんか嫌なんですよね(脚がグラグラしそう)
ということでこのように立てかけて置いてみました。別に一緒に固定して置いておかないといけない理由もないですしね。
持とうと思えば3枚一緒に持てなくもない。
しかし、脚の向きが間違ってるからグラグラでこれでは使い物になりません。
グラグラ改善のため木材追加
悩んだ結果、縦方向にも2本、横方向に1本補強の脚を付けることにしました。
1×4材59㎝×2本(縦の脚)58.5㎝×1本(横に補強)
折り畳んだ時に下に(後ろに)なる方にだけ3本の補強をすることになります。
面倒ですが蝶番を一旦外します。
例のごとくダボ穴を開けて丁寧に取り付けていきます。
リジットタイも付けてガッチリ固定。
ボンドも塗ってるのでより確実に固定するため、圧着させます。
長い固定具がないので紐で括って(くくって)これだけではゆるゆるなので金槌の柄で一回転させ、括りをきつく縛っていきました。
そのあと、蝶番をつけるとひとまず脚は出来上がりです。
蝶番は面倒だけど彫刻刀で厚みのぶんを削っています。
どうだろう?意外と上手くできたように思うけど・・・
折り畳むと最初と同じぐらいコンパクト!しかも開くとしっかり仕様!(後で画像載せますね)
天板に加工
もう一息で出来上がりですよ~
天板に横ずれ防止の木材を取り付けます。これがなくてもそんなにズレナイけどやはり何かの拍子にずれてひっくり返るようなことがあってはダメですから。
表面は天板の縦方向の厚みよりも長い木材を取り付けてみます。ちょっと不細工かも・・・?だけどデザインだと言えなくもない。
裏からは短い木材を付けます。
天板の横棒と写真に書いてますが縦の棒ですね。
↓天板の裏側の写真です。
出来上がり
よっしゃ、出来たー!
塗装はワトコオイルのダークウォールナットを使おうと思っていたけど、旦那が「この色の方がいい」というのでちょっと二の足を踏んでいます。別に旦那のために作ったんちゃうねんけどね・・・
無塗装の色の方が好きな方もいるかもしれない。
どちらにせよ、何かは塗らないといけないですけどね、木材の保護のために。
クリアーのニスとかクリアーのオイル系などを・・・
気に入りました!結構ガッチリなのに畳むとコンパクト。
重量は7.7キロほどです。
サイズは天板 縦44.5×横83.3㎝
高さ70㎝
折り畳み時 高さ68㎝ 横83.3㎝ 厚み8㎝
作ってみて思ったこと
作ってみた感想は「時間かかったなぁ~」です(笑)
いろいろ試行錯誤したので余計時間かかりました。
それに、見た目簡単そうですが、いちいちダボで補強したり見た目を良くするためにダボ穴を埋めたのでとても時間かかりました。
1×4はテーブルの脚にするには薄く平たいです。でも面で支えることが出来て意外に強度があるように思いますし、折り畳んだ時にコンパクトになり、良さを最大限に活かすことが出来たと思います。
ダボ接ぎをした箇所はこんだけです↓
ダボが全部で30カ所も!!こりゃ疲れるわな・・・
だけどその分、ボンドと補強金具(リジットタイ)だけで作ったのとではエライ違いの出来栄えかと自負しております。
費用はいかほど~?
かかった費用は・・・
木材1×4 6フィート 6本 1428円
リジットタイ 120円×6個 720円
蝶番 2組(4個) 396円
ダボ 100円
なべタッピングなど 102円
あおり止め 100円
消費税 227円
合計 3073円
塗装費は別途かかります。横ずれ防止の木材は家にあった端材を利用しています。
お安く出来ました!
旦那が以前から持ち運び用のDJブースが欲しいと言っており、このテーブルを高さと大きさをアレンジしたらいいのが出来そうなので、またそれも作ってみようかと思います。
キャンプにいかがでしょうか?ちょっと重いかな?
良かったら作ってみてくださいね。
白あんでした。
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